わたしが旅にでる理由[1]|人生の、ね。

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私の毎日

あと3ヶ月足らずの7月12日に籍を置くライブチャットサイトから旅立つのですが、それには2つの大きな……少なくとも私にとっては大きな理由があります。

まずベースにあるのは、尋常ならざる生活苦。

とてもじゃないけどそうは見えない、かもしれないけど、白鳥が水面下で足をジッタバタさせているのと同じで見えないところでもがいてもがいて必死でした。

「って、誰が白鳥やねん!」

ツッコミありがとうございます。こちらのブログで何度か書いておりますように、昨年の2~3月頃、毒母に手切れ金2,000万を支払うことで、一生涯の接近禁止を取りつけました。

その効力は大きくて、父が亡くなってからもたった一度も母からは直接連絡がありません。手切れ金および弁護士の力は偉大だ! 

それにより私は貯金がゼロになったのだけど、ライブチャットで副業もやっているし、企画構成の仕事で復職すればどうにかなるだろうと見込んでいました。
しかし実際には1本単価8万円だった当時のギャラは1/10になっていて、目論見は見事に大ハズレ。

これはちょっとヤバイかもしれないなと思っていたけど、それでもまだ心には余裕がありました。9月16日にインフルエンザになるまでは。

インフルエンザで1週間近く休み。
治ったかと思ったら今度は、階段から落下して全治3ヶ月。

ようやく杖のない状態で歩行ができるようになったかと思ったら、今度は父が亡くなりました。68,000円の全財産と、借金と愛人(5人)と面倒をみていた女性(12名)と隠し子(1人+未知数)と厄介ごとを多く遺して。

私は母がらみの深い事情があって、正社員職には就けません。就くと会社に多大な迷惑がかかってしまうため。ですので大学卒業後に正社員だった3年をのぞいてずっとフリーランスで生きています。

けれどフリーは、働かなければ収入がぴたりと途絶える自由業です。
インフル、骨折、忌引き、後始末。渋沢栄一どこへ行く、津田梅子帰ってこーい。

うちの姉弟はなんでも1/3にすることで余計な諍いを避けてきました。長女だから多く払うとか、長男だから2番目に多く払うとか、そういったことは一切なし。

だからこれまで揉めることなく仲良くやれてきた。だから、父の死にかかる経費も仲良く1/3。

死亡検案書の発行に5万円+TAX。

「聞いてねぇぞー! 高額すぎるだろぉー!」と言いたい気持ちをグッと堪える。身内の死ってなんでこんなにお金がかかるんだ……。

姉である私の懐事情を知らない弟達に見栄を張りたいわけではないけれど、赤貧事情を心配されるのも情けなく、遠回しに遠回しに「ち、ちいさなお葬式でいいんじゃないかな💦」とコスト削減を小声で提案したりして。

さすがに彼らも気がついて「お姉ちゃん、もしかしてキツい? 怪我してたから働けてなかったもんね」「俺達が立て替えておくからいいよ」

ああ、はずかしい……。

本業の仕事を増やしても、ON AIRされなければギャラは発生しない。企画書を書いただけでは、ギャラは1円も出ない。

スポーツ番組の台本を任されたくて、勉強のつもりでスポーツ観戦に行くけれどそれは当然自分持ち。必要経費だと言い聞かせるけど、さすがにもう限界近し!

電気やガスの督促状が溜まっているはずの郵便受けはあけたくない。突然つながらなくなるネット回線やスマートフォン。最後のライフラインだといわれる水道代さえも「止めますよ」と係員がやって来た。

くぅ、ダメだ。もうダメだ。私、人生の底辺に居るんだ今。

そう思っていた。けれど実際は違いました。底辺よりもその下が存在してた。その名は「奈落」さらにその下は「ぬかるみ」だった。

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