数日前に歩いたばかりの大阪・エディオンアリーナの廊下。その時と明らかに異なることがある。それは――。
きょ、巨大岩がベンチに腰掛けている?!
「武蔵丸親方だ!」
「えっ?! あの人が?!」
武蔵丸親方の現役時代を――当時の私は海外で暮らしていたため――さほど知らないのだけれど、年末年始にバラエティ番組で何度か“キャラの立ったお姿”を見かけたばかり。
マスクをして相撲協会の青いスタッフジャンパーを着てベンチに座る巨大岩は、まさしく武蔵丸親方に間違いなかった。
「写真撮ってもらいましょうよ!」
「やだよ、怖いよーー💦」
座っているとは思えないほどの大きさ、圧力。武蔵丸親方の周囲には日陰ができていた(ほんとに!)。つくづく元横綱の大きさに圧倒される。
「写真撮ってもらいません?!」
「撮ってあげるよ、私はいいよ。こわいー💦」
今になっておもえば、勇気を出して撮っていただいたなら生涯の記念になっただろうに、メディア側で働いていることもあって無邪気にタレントさんや著名人・アスリートに写真やサイン・握手をお願いできない私なのでした。
24年3月大阪場所は、異例の盛り上がりだという――。
それもそのはず、今場所は記録にも記憶にものこる歴史的な優勝をとげた伊勢ケ浜部屋の尊富士と、ざんばら頭の若獅子・大の里が目を見張る強さを見せていたからだ。
彼らの勢いとすごさと期待をおさえることが難しい有望性は、この日から約1週間後に日本中の知ることになるのだけれど、もうすでに現地では黄色い声援と野太い掛け声が熱を帯びて行き交っていた。
大相撲本場所観戦デビューが、生涯語り継がれるであろう2024年3月大阪場所という奇跡。手前味噌ですが私ってば、『観戦運』があるのかしら。初甲子園が阪神タイガースの優勝日23年9月14日だったし。 ※その後、高熱でダウンするという流れも共通
次は、7月の名古屋場所と11月の九州場所を目指したい。
できれば、願わくば、初日と千秋楽に参戦したいよー(ˊᗜˋ)♡